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ロケ現場から

藍ちゃん、さくら人気の賜物か、この所ゴルフ関連の撮影が増えてきた。
今回は、某ゴルフクラブメーカーの新商品(パター)の商品紹介ビデオだ。
スタッフ総勢17名、クレーンやステディカムという特機を使っての撮影になった。
ロケ地は丸山茂樹選手が練習コースで使うAngeles National Golf Culb、
ロスのダウンタウンから北へ20分程にある。

グリーンを貸し切って、日の出から日の入り迄の限られた時間内に数十カットを
撮りきらなくてはならない。モデル(Nationwide Tourのプロ)は、
5メートルのパットを確実に沈めるプレッシャーからか表情が硬い。
たとえうまく沈めても、クレーンのタイミングが合わなかったり、ズームのスピード、
決めの位置がずれたりすれば、その度に撮り直しとなってしまう。

写真を見てもらえばわかるように、数百キロのクレーンをレールの上で
操作するのはグリップの仕事。グリーンのエッジには勾配がある。
1st ADと呼ばれる進行係の指示で、何度も何度も押したり引いたりする重労働である。
ロケ現場から_f0041117_15545416.jpg

「Cut!」の声で動きが止まり、皆が一斉に監督を見る。
「OK! Move on!」であれば、スタッフの顔に笑みがこぼれるが、
監督の人差し指が一本、空に向かって上がれば、小さなため息がこぼれる。

現場に出ると、普段オフィスで見るのとは全く違う社員達の表情を見る事が出来る。
テキパキと真剣な眼差しで、流れる汗をぬぐう間もなく働く姿は、
頼もしくもあり凛々しくもある。

無事撮影が終わりオフィスへ戻る車中、助手席でカメラマンがウトウトとしている。
ハンドルを握りながら心の中でそっと「お疲れさま」と言ってみる。

時々はこうして営業を理由に、現場に行く事の大切さを実感する
「なんちゃってラインプロデューサー」の一日なのであった。

by Aomi

by gpausa | 2006-02-06 16:07 | 社長 碧海保江